6.142018
こんにちは。+ROGOBAの吉成です。
以前のブログ「光を通すキリム」で少し触れましたが、今回は、キリムの『アブラッシュ』について、さらに掘り下げてお話しいたします。
キリムは、設計図に則って織り上げられる絨毯とは異なり、その時々の織手の自由な発想で糸を選び、色を選び、アドリブで織り上げられていきます。
同じ色でも濃淡の微妙に異なる糸を使い、手紡ぎならではの太さの大小異なる糸をセンス良く織り込んでいくことで、平面的ではない奥行きを表現することができます。その風合いこそが『アブラッシュ』と呼ばれ、ロゴバキリムの良し悪しを判断する最も重要な要素です。
遊牧民が遊牧生活を送る中、途中で糸がなくなると新たに糸を染めなおすわけですが、同じ原料を使っても草木の採れる時期や地域、気温によって微妙に染まり上がる色が異なります。その色の違いを逆手に、楽しんで織ろうとした遊牧民のセンスが『アブラッシュ』となったのです。
現代の織手たちが自然素材を使い、即興性を楽しみながら織り上げられたテキスタイルは、一つとして同じものがない豊かな表情が魅力。インテリア素材としてお部屋の雰囲気をグレードアップしていただけます。手仕事ならではのぬくもりや優しさを感じるキリムが空間に一つあるだけで心がほっと和み、そこから豊かな暮らしが広がります。
ロゴバキリムは『アブラッシュ』に常に注目し、センス良く表現されたキリムを厳選して取り扱っております。ぜひ店頭にて、キリムを手に取ってご覧になってみてください。その品質、キリムならではの『アブラッシュ』の素晴らしさが分かると思います。
毛足の短いキリムは涼やかで足触りが良く、これからの季節にもぴったりです!
ショップ情報 +ROGOBA〒 520 – 0057 滋賀県大津市御幸町56-1大津百町スタジオ内営業時間:10:00 ~ 18:00 定休日:水曜日・第三火曜日
+ROGOBAは木の家専門店谷口工務店と北欧家具・キリム専門店ROGOBAのコラボレーションショップです。
2018.5.21
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