皆さま、こんにちは。プラスロゴバの吉成です。
いつもプラスロゴバのサイトをご覧いただきありがとうございます。
突然ですが、皆さま、北欧デザインの巨匠、フィン・ユール(Finn Juhl)をご存じでしょうか。
+ROGOBAのブログでは何度もご紹介させていただいておりますが、はじめてこのサイトに訪れた皆さまに、改めてご説明すると…
フィン・ユール(Finn Juhl)は、北欧を体表する、ハイエンドで、ワンランク上の家具を製造しているHOUSE OF FINNJUHL(ハウスオブフィンユール)の家具デザイナーです。今回のブログでも、このフィン・ユールがデザインした人気チェアをご紹介させていただきます。
憧れの北欧デザイナーズチェアをリビングに迎えたいと思ったとき、多くの方が一度は直面する悩みがあります。それは、海外の家具はサイズが大きく、日本の住宅に置くと圧迫感が出てしまわないだろうか?ということではないでしょうか。
特に靴を脱いで過ごす日本の生活様式では、座面高(シートハイ)が高すぎると脚がしっかりと床につかず、寛ぐはずのラウンジチェアでかえって疲れを感じてしまうこともあります。
そんな不安を見事に解消し、日本の住空間にどこまでも優しく溶け込んでくれる奇跡のような名作があります。それが、House of Finn Juhl(ハウスオブフィンユール)が誇る『53 Chair(53チェア)』です。
今回は、数ある北欧家具の中でも異彩を放つフィン・ユールの53チェアについて、その洗練された美学と、なぜ日本の住まいの「シートハイ」に完璧にマッチするのか、プロの視点から詳しく解説いたします。
ハウスオブフィン・ユール(Finn Juhl)|の名作「53チェア」とは
フィン・ユール(Finn Juhl)
名作「53チェア」とは





独創的デザイナー|フィン・ユール
フィン・ユール(Finn Juhl)は、20世紀中頃、デンマークを中心に活躍し、家具に彫刻的な美しさをもたらした北欧を代表するデザイナー。
彫刻家としてのデザイナーと評されるほど、家具に美しい有機的な曲線を取り入れたことで知られています。
「彫刻のように美しいラウンジチェア」No.53チェア
No53|彫刻のように美しいラウンジチェア
1953年に発表された「No.53 ラウンジチェア」は、名作No.45に続くフィン・ユールの代表作です。
かつては日本の家具メーカー「キタニ(KITANI)」にてライセンス製造されていた時期もあり、現在でもユーズド品としてキタニ製を探されているお客様からお問い合わせをいただくことがあります。しかし2020年、生産ライセンスが正式に「ハウス・オブ・フィン・ユール(One Collectionの独立ブランド)」へ移行され、日本では2021年11月より待望の再復刻を果たしました。現在、+ROGOBAでお届けしている現行のNo.53は、すべてこのハウス・オブ・フィン・ユール製となります。
「彫刻のような椅子」と評されるNo.53チェアの最大のデザイン的特徴は、流れるような木製フレームと、身体を包み込むシートが独立して見える「分離構造」にあります。肘掛けから背もたれ、そして脚部へと滑らかに繋がるアームフレームは、職人が手彫りで削り出した抽象彫刻のようです。繊細な木製フレームの上に、シェル型の座面が軽やかに浮かんでいるかのような印象を与えます。
本体から独立した脚、そして有機的なアームのフォルム。手になじむ滑らかな肌触りのアームは、美しく繊細でありながら、椅子として包み込まれるような極上の座り心地を兼ね備えています。
その後の家具工芸に絶大な影響を与えた、No.53。フィン・ユールが遺した家具は、今なお色褪せることがなく、もはやプロダクトの域を超えたひとつの「アートピース」と言えます。お部屋に一脚あるだけ、空間全体の気品を格段に引き上げてくれる存在感は、やはり唯一無二と言っても過言ではないかと思います。
関東方面の方もお気軽にご相談ください!
滋賀県大津市の「大津百町スタジオ」にて様々なフィン・ユールアイテムをお試しいただけます。なお、当店はゆったりとした空間で、お一人ずつお話させていただけるよう、完全予約制とさせていただいております。恐れ入りますが、ご来店の際は下記より事前のご予約をお願い申し上げます。関東の方も、No,53チェアをお試しいただける弊社提携店舗もご案内いたしますので、まずはぜひご相談ください。

日本の住宅に完璧にマッチする「シートハイ」の秘密

北欧やヨーロッパのラウンジチェアは、靴を履いたまま腰掛ける文化を前提として作られているものが多く、座面高がやや高く設定されていることが一般的です。しかし、フィン・ユールの53チェアは、現代の日本の住環境にもしっくりと馴染むサイズ感が魅力です。
絶妙なサイズ感が生み出す、圧迫感のない空間づくり
絶妙なサイズ感が生み出す圧迫感ない空間づくり
53チェアの座面高は、一般的な北欧のラウンジチェアと比較しても、抑えめな設計になっています。
日本の住宅は、天井高が2.4m前後の空間(弊社住宅設計は2.2m)が多く、大柄な海外製家具を置くと視線が遮られて部屋が狭く感じられることがあります。しかし、53チェアは背もたれの高さや全体の重心が低めに設定れているため、リビングの中央や窓辺に配置しても空間の抜け感を損ないません。幅や奥行きもコンパクトに計算されており、日本のマンションや限られたLDKスペースにもすっきりと収まります。
靴を脱ぐ暮らしに寄り添う、包み込まれる座り心地
靴を脱ぐ暮らしに寄り添う、包み込まれる座り心地
靴を脱ぐ暮らす日本人にとって、座ったときに足の裏がしっかりと床に届くかどうかは、リラックス度を大きく左右しますよね。
53チェアの低めに設計されたシートハイは、かかとまでしっかりと床につき、膝裏への圧迫感がありません。また、後方へ向かってゆるやかに傾斜した座面と、アームから背もたれへと繋がる丸みを帯びたシェル構造が、身体を優しく抱きかかえるようにサポートしてくれます。
本を読んだり、コーヒーを片手に音楽に耳を傾けたり。深く腰掛けた瞬間に、肩の力がすっと抜けていくような至福のフィット感をご体感いただけます。
触れることを考えられたディティール
私はどうしても、構造やつくりの部分にはついつい熱く語ってしまうのですが…先端が細くなっていく、アームの触り心地に注目していただきたいです。
ゆっくり寛ぎながら腰を掛けたときに、このアームの絶妙な位置や、形状がよりリラックス効果を生んでいると感じます。触れた瞬間、フィンユールの家具にかける想いや、時間をかけて作っている職人たちの想いなどのあたたかさが伝わり、冷えやすい金属製家具とは対照的な“ぬくもり”に感動させられます。
House of Finn Juhl「53 Chair」製品スペック
House of Finn Juhl「53 Chair」製品スペック
スペック
- デザイン:フィン・ユール 1953年
- サイズ:幅71cm 奥行77.5cm 高さ73cm 座面高37.5cm
- 仕様:【フレーム】オーク・ウォルナット・チーク/【張地】布張り・革張り
53チェア|張地と木種の選び方
ハウス・オブ・フィンユールのNo,53チェアは、フレームの樹種と、座面の張地(ファブリックまたはレザー)を自由に組み合わせてカスタマイズオーダーすることができます。さらに極上のクッションをプラスするか。皆さまそれぞれのお好みの寛ぎのスタイルに合わせて、最高の1脚を作り上げることができます。
■樹種の選定
- ウォールナット(Walnut):深みのある濃密な色合いと美しい木目が特徴。シックで重厚感のある大人のインテリアや、和モダンの空間に格別の相性を見せます。
- オーク(Oak):明るくぬくもりのある木肌で、北欧ナチュラルの開放的な空間にぴったり。経年変化によって味わい深い飴色へと変化していく過程を楽しめます。
- チーク:赤茶の深みがあり、経年で黄金色へ。オーセンティックなインテリアに。和風にも。



■張地(ファブリック・レザー)の選定
レザー(革):上質な天然皮革で仕立てたNo,53チェアは、使い込むほどに艶が増し、身体に馴染んでいきます。ヴィンテージ家具のような風格を育てたい方におすすめです。ブラックだけでも4種類以上のレザーサンプルよりお選びいただけます。
ファブリック(布地):発色の良いウールファブリックを選ぶと、フィン・ユールらしい遊び心と温かみが生まれます。身体に触れたときの柔らかさも魅力です。
+ROGOBAがおすすめする、至高のファブリック
+ROGOBAおすすめ至高のファブリック
フィン・ユールの家具に合わせるファブリックとして、私たちが自信を持っておすすめしているのがKjellerup (ケアロップヴァヴェリ社)の「ブランズ(Bruns)というファブリックです。
Blansは、ウール70%とコットン30%で構成され、ケアロップヴァヴェリ社特有の柔らかい風合いで、非常に質の高い生地です。彫刻家と称されたフィン・ユールの家具は、フレームの曲線美とシートの曲面が命。発色と立体感に優れ、美しい織り目を持つブランズ社の最高品質ウールファブリックは、53チェアの立体的なシェル構造に驚くほど美しく密着し、その有機的な造形美を際立たせてくれます。
上質なウールを贅沢に使用したブランズ社の生地は、肌触りが極めて優しく、復元力と耐久性にも優れています。汚れがつきにくく、何年使っても型崩れしにくく、使い込むほどに愛着が増していく質感は、まさに一生ものの53チェアを仕立てるのに相応しい逸品です!
座り心地をカスタマイズする「シートクッション(オプション)」
座り心地をカスタマイズする「シートクッション」
ハウス オブ フィンユールからの復刻により、今まで生産されず、フィン・ユールの水彩画でしか見ることのできなかった座面に載せる「専用シートクッション」をオプション(別料金)で追加できるようになった点も魅力的なポイントです。シートクッションがあることで、より座り心地を高め、リラックスしていただけます。シートクッションは、チェアと別の生地を選ぶことができるため、世界にひとつだけのオリジナルのチェアにもなります。
- クッションなし:フィン・ユールが計算し尽くしたシェル構造の美しいラインや、ブランズ社製ファブリックの流れるような質感をダイレクトに愉しめる、すっきりとモダンな仕上がり。
- シートクッション追加:座面にふんわりとした心地よい柔らかさが加わり、長時間の読書や映画鑑賞でもお尻への負担を和らげ、より深く包み込まれるような極上の座り心地を実現。


素材の組み合わせ6選
素材や張地によって、同じ椅子でもずいぶんと雰囲気がかわります。お住まいのテイストに合わせて、自分テイストにカスタマイズできるのも楽しいですね。吉成がチョイスした組合わせをご紹介。ぜひご参考くださいね。






House of FinnJuhlの商品に関するご注文について
House of FinnJuhlご注文ガイドはこちら
53チェアを格上げする空間づくりのヒント
53チェアを格上げする空間づくりのヒント
彫刻的な美しさを持つNo,53チェアは、単体でも十分に魅力的ですが、合わせるインテリアのエレメントを厳選することで、その価値はさらに深まります。+ROGOBAがおすすめするコーディネートの仕掛けをご紹介します。
フィン・ユールデザインでコーディネート
フィン・ユールデザインの53チェア、53ソファ、アイテーブルで、フィンユールの美意識が凝縮された究極の王道スタイリング。チェアとソファであえて異なるカラー(暖かみのあるテラコッタやマスタードイエローなど)を選びつつ、ウォールナットのフレームで統一するテクニック。これぞ洗練された大人のセンスを感じさせるコーディネート。

手紡ぎウールの「ロゴバキリム」との上質なシナジー
No,53チェアの足元には、+ROGOBAが自信を持ってお届けする「ロゴバキリム」を敷くスタイリングがおすすめです。織り手が手紡ぎのウールを天然の植物染料で染め上げ、一目ずつ丁寧に織り上げたロゴバキリム。その素朴でありながら奥深いテクスチャーは、フィン・ユールがこだわり抜いた木目や曲線美と絶妙に対比し、お互いを高め合います。小ぶりな玄関マットサイズ(パーソナルチェアサイズ)のキリムを1枚敷き、その上にNo,53チェアを配置するだけで、そこが一瞬にして特別な場所に。椅子がすっぽり収まるサイズやリビング全体を覆うものも、お住まいに合わせてトータルでコーディネートいたします。

名作照明とのコーディネート
ルイスポールセンの名作照明など、異素材アイテムを隣り合わせると、素材の“対比”が生まれ互いを引き立てます。照明にルイスポールセンPHランプを選ぶと、No.45の温かみとメタルシェードのクールさが調和し、空間のフォーカルポイントに!

No,53チェアの価格帯
このチェアの価格帯は、木種と張地ランクで変動します。
たとえば、クッションなし「オーク×ファブリック」で税込1,104,400円〜、「ウォルナット×レザー」で税込130万円超が目安。世界3大銘木と呼ばてい1るチーク材もお選びいただけます。
フィン・ユール家具の耐用年数は半世紀とも言われ、もし将来張地を張替えても資産価値が落ちにくいのも魅力です。
いい値段するな~と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、この価格には、フィン・ユールの哲学とHOUSE OF FINNJUHLの腕の良い熟練した職人による時間と手間が詰まっています。
また、+ROGOBAでは正規品の製品のみをお届けしています。リプロダクト(模倣品)では決して得られない、時間とともに深まる味わいを、ぜひ本物でご体験していただきたいです。一生に一度、本物の椅子をお住まいに取り入れてみませんか?
+ROGOBAはハウスオブフィンユール正規販売店です
+ROGOBAはハウスオブフィンユール
正規販売店です
家具の本当の価値は、写真やカタログだけでは分かりません。特に53チェアのような名作は、実際に腰掛け、アームの曲線を手に触れ、そのスケール感を体感していただくことで、初めてその本質をご理解いただけます。ご体感いただけるショールームをご案内いたしますので、是非お気軽にご相談ください。
+ROGOBAの大津ショールーム(完全予約制)では、ハウス・オブ・フィンユールの家具をはじめ、北欧の名作照明などそんなご相談も、専門知識を持ったスタッフが丁寧にお手伝いいたします。
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