ナナ・ディッツェル1923 – 2005
1950年代のデンマーク家具デザインを築き上げた女性デザイナー。インテリア小物やジュエリー、さらにはテキスタイルの世界でも活躍し、数々の名誉ある賞を受賞している。代表作の1つ、トリニダッドチェアをはじめ、彼女の作品には家庭的な雰囲気や温かみを感じるデザインが多い。木の素材感、鮮やかな色使い、そして円形のフォルムを基調としたシンプルな美しさ。それは、快適な暮らしを一番に考えた彼女の思いが、カタチとなって現われている。
ナナ・ディッツェルは、1950年代のデンマーク家具デザインの黄金時代をフィン・ユール、ハンス・J・ウェグナーらと共に築き上げた北欧を代表する女性デザイナー。ナナ女史は、家具デザインはもちろん、インテリア小物、ジュエリー、テキスタイルなど、多方面にわたり活躍し、その活動には数々の名誉ある賞が与えられました。彼女は、常に新しい素材に興味を示し、時にはアーティストとして、時には職人のように、様々な物からインスピレーションを得、女性ならではの視点で、美しく機能的な形へと変貌させました。
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