ボーエ・モーエンセン1914 – 1972
1914年にデンマーク生まれ。1934年に家具マイスターの資格を取得し、家具デザイナーとしてのキャリアをスタートさせます。この頃、平行してコペンハーゲン芸術工芸学校の家具科で学び、後に北欧家具デザイナーの代表的存在ともなるハンス・J・ワグナーと親交を深める。その後は王立芸術アカデミー家具科に在籍し家具デザインを学び、デンマーク近代家具デザインの確立者であるコーレ・クリントやモーエンス・コッホに師事します。ハンス・J・ウェグナーと共にデンマークの近代家具デザインにおける代表的なデザイナーの一人となる。
モーエンス・コッホは当初から機能主義のデザイナーとして、スマートで画期的な解決策、最適な機能性、快適さや美しさを追求した家具を発表している。彼のデザインの視点は常に大衆、一般家庭にあった。
家具の寸法の標準化によるブックケースを初め、さまざまなユニット収納家具デザインは時代の先駆けであり、世界初のユニット家具とも言われている。また、彼がデザインする椅子には体全体が包み込まれるようなどっしりとした安心感に溢れており、丈夫で長持ちする家具をデザインし続けた彼の家具は現代でも愛される名作が揃っている。
いずれも優れた機能性と高いクラフトマンシップで知られている。日常における使用目的を満たし、モダンなライフスタイルにもマッチする、場所を取らない家具である。
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