1950年代初めから、後に世界的な評価を得ることになる家具デザインを始めた。
家具デザインのスタイルは1952年の『アント(蟻)チェア』によって確立され、その後も『スワンチェア』『エッグチェア』『セブンチェア』などの家具作品を続けて発表。
建築家としての代表作、スカンジナビア空港ビル、デンマーク国立銀行、ラディソンSASロイヤルホテルから始まり、その建築を構成する重要な要素としてデザインした家具の数々、ロイヤルホテルのためにデザインしたカトラリー、デンマーク国立銀行のためにデザインした時計、その他にルイス・ポールセンの照明など、多岐にわたる。
このように、建築から家具を含め一貫したデザインで理想を追い求め、これがヤコブセンの特徴となる。
1971年、デンマーク国立銀行を着工した同年、その竣工を見ることなく逝去。