古民家リノベーション|北欧家具×リネンで叶える+ROGOBA流インテリア

皆さま、こんにちは。プラスロゴバの村井です。
築40年の民家をリノベーション。住まい手が思う “平屋のように広がる心地よい家” へ。
梁や欄間を活かしつつ、北欧家具とファブリックで心地良い空間をご提案いたします。

1,木造で築年数が長い(50〜100年以上)

柱・梁が太い無垢材で構成され、骨組みがしっかりしている。
手斧(ちょうな)やノミの跡が残る“手仕事”の構造材が見える

2,土間や縁側のある間取り

玄関を入ると「土間」が広がり、そこから居室へ上がる構造
縁側や障子越しの光、風通しを意識した空間設計
和室と畳、ふすまの空間構成

このような建築的な特徴と、断熱性や気密性が低く寒さ暑さ対策が大変そう
光が入りづらく、昼間でも照明をつけないと暗いのでは?
などのマイナスにイメージも多いと思います。

プラスロゴバと谷口工務店が手掛ける古民家リノベーションとは

― 古き良きを活かし、現代の快適さと美しさを添える ―

谷口工務店は、滋賀・近江の風土に根ざしながら、これまで数多くの古民家再生・町家リノベーションに携わってきた実績を持つ建築会社です。
古民家が持つ歴史や構造を丁寧に読み取り、“時間をつないでゆく”ための再生建築を実現してきました。

当初、新築をと考えていたお施主様ですが、御祖父から受け継がれた家を活用したい。子育て世代のご家族が、古民家ならではの広さを活かして、平屋のように、のびのびと暮らす。明るくあたたかなリビングで過ごしたいというご要望のもと完成しました。

新しい間取りとリノベーションならではの魅力

古民家に残る欄間や竿天井、丸太梁など活かした設計とデザイン。また、昔の間取りを使うからこそ広いLDKや、寝室や子供部屋を確保できます。
外物干しの部分は、建物だったところを減築し作った場所になります。

残す:梁・柱・欄間の質感

伝統構造材は経年で飴色に深まり、北欧家具のオークやビーチ材と相性抜群です。あえて塗装せずオイル仕上げで呼吸させると、木目のリズムがそろい空間が一体化します。
天井と鴨居の間にある欄間を残すこと、新しい梁と漆喰壁とのつながりがとても素敵です。
カウンター席には、カール・ハンセン&サンの『Yチェア』ビーチ/ソープ仕上げをコーディネートしました。
ソープ仕上げを選ぶことで少しマットな質感を演出でき、無垢の床材とも馴染みやすくなります。

カーテンボックスと天井の間には、古い梁をあえて残しました。アートのような梁が演出されています。

足す:北欧家具のシンプルなフォルム

ダイニングには、ハンス・J・ウェグナーとPP58をコーディネートしました。
ウェグナーが晩年に目指したのは「見た目だけでなく、使いやすさを兼ね備えた家具」。
PP58は、主張しすぎず、それでいてどんな空間にも映えるシンプルで力強い佇まいを持っています。
無駄のないラインと丸みを帯びたディテール。和洋問わず、現代的な空間から温もりのあるナチュラルな空間まで幅広く調和します。

窓を彩るリネンカーテン

窓を彩るのはコロニアルチェックのリネンカーテン。
カーテンは、設計の割と早い時期に一度お話しさせていただきます。
設置する方法によって、窓の作りや下地の入れ方に工夫も必要になることがあります。
たくさんある生地サンプルをご覧いただきながら、実際のイメージに合わせてご相談いただけます。

古民家リノベーションのお家は、和の空間が残るリビングですが、ストライプの中の一色と作り付けのソファのカラーを合わせることで、個性的な魅力のある生地が最大限に活かされたローマンシェード・カーテン。
広縁にある大きな窓には、シンプルな薄手のレースとしっかりしたドレープ生地をご提案。
リネンは光をやわらかく通し、室内に朝霧のようなグラデーションを作ります。断熱ライナーを組み合わせれば、冬でも窓辺がひんやりしません。

古民家をリノベーションして住むことの魅力は、単に「古い家に住む」ということではありません。
“過去の時間と素材に包まれながら、現代の暮らしを楽しむ”という、特別な住まい方です。

時間が刻まれた「本物の素材」に包まれて暮らす

古民家には、梁、手刻みの柱、手漉きの障子や土壁など、今では再現できない素材や技術が残されています。
それらに囲まれることで、日々の生活の中に「温もり」「安心感」「人の手の痕跡」が自然と宿ります。
新築では得られない、「住まいの記憶」がある空間なのです。

静けさと余白を感じられる空間構成

間仕切りは障子や襖、光や風を通す設計が多く、空間に“抜け”と“間”がある。
壁で区切るのではなく、空間同士が“つながりながら独立している”ため、暮らしのリズムが心地よく整う。
せかせかしない、静かな暮らしが実現します。

間取りや設備は現代的に変えられるため、古さを感じさせずに快適に暮らせます。
例えば、便利なシステムキッチンと無垢の木の食器棚やカウンターテーブルで囲うことで、家とのつながりに不自然さは消えます。
脱衣所や洗面所の動線は、時短や効率の良さを重視することも大事です。
昔の家を「自分らしく住みこなす」楽しさがあります。

プラスロゴバでは、古民家を彩る北欧家具をご提案しています。また、古民家のリノベーションや部分的な改築のご相談も承っております。
リノベーションや改築については、悩まれることも多いと思います。まずはご希望をお聞かせください。


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