皆さま、こんにちは。+ROGOBAの吉成です。
桜が満開を迎え、外を歩くだけで心が弾む季節がやってきました!
窓際にお気に入りの椅子を置いて、柔らかな新芽や春の風を感じる……そんな心地よい「家族の居場所」がお家の中のあちこちにあると、自然と会話も弾むことでしょう。
こうした「居心地のよい空間」を作るとき、お手本にしたいのが、デンマークにある巨匠フィン・ユールの自邸、通称「フィン・ユール邸」です。
北欧好きなら、誰もが一度は「死ぬまでに訪れてみたい」と願う聖地。かくいう私も、いつかその空気感に憧れ、訪れる日を夢見ている一人です。
実際に訪れた方々が共通して語るのは、計算し尽くされた「心地よい開放感」。そして、家具を低く配置して余白を大切にすることで、壁面のアートや本を美しく引き立てる….そこには、現代の私たちが見本にしたい美しく魅せる暮らしのヒントが溢れています!
「あんな風に、ゆったりとした時間が流れる空間を自宅でも作りたい」そう願う皆さまに、+ROGOBAがおすすめしたいのが、フィン・ユールの「ベンチ」です。
フィン・ユール邸の設えに通じる「低い目線」を保ちながら、ディスプレイやテーブルとして機能する名作たちは、日本の住まいにも驚くほど美しくフィットしてくれます。
フィンユール邸の開放感に学ぶ「低く暮らす」という知恵
「フィン・ユール邸」を見たとき(Googleマップでもご覧いただけます!)、真っ先に目に飛び込んでくるのは、No45やチーフテンチェアなどの名作かと思うのですが、わたしは、窓際に静かに佇んで、空間の「間」を繋いでいるベンチやサイドテーブルに目を奪われてしまいました。
目線を低めに設定したフィン・ユールの空間作りの巧みさ、計算し尽くされた「心地よい開放感」。
あえて家具の重心を低く抑えるという巨匠ならではの美学を感じずにはいられません。
家具の高さを抑えることで、天井がより高く感じられ、視線が遮られることなく部屋の奥へと抜けていきます。
この「視線の抜け」こそが、実面積以上の広がりを感じさせる正体なのではないでしょうか。
そして、壁に掛けるアートや、飾り棚、窓から見える庭の景色がより主役として引き立ちます。
こうした「低い位置での設え」の核となるのが、今回ご紹介する2つのベンチです。
実際にフィンユール邸を彩る「カクテルベンチ」の造形美
まずご紹介したいのが、実際にフィン・ユールの自邸でも愛用されている「カクテルベンチ(Cocktail Bench)」です。1951年にアメリカ市場向けにデザインされたこのベンチは、まさに彫刻家とも称されるフィン・ユールの真骨頂ともいえる逸品で、日本の「木の住まい」にもおすすめです。
どこから見ても美しい、唯一無二のシルエット
カクテルベンチの最大の特徴は、天板の下にある幕板の美しいラインです。中央に向かって緩やかに突き出したような、有機的なフォルムは、ただの家具というよりは彫刻、芸術品のよう。フィン・ユール邸では、このベンチの上にアート作品やオブジェが置かれ、気品がありながらもわくわくするようなリズムを生み出しています。
暮らしに馴染む「マルチな機能」
「カクテルベンチ」という名の通り、アメリカの華やかなカクテルパーティーにインスパイアされデザイン。当時は「長方形カクテルテーブル」として販売されましたが、オリジナルの図面では、フィン・ユールは単に「ベンチ」と呼んでいたころから、「カクテルベンチ」と名付けられたそうです。
現代の暮らしでは、ソファ前のコーヒーテーブルとしてはもちろん、壁際に寄せてお気に入りの本や植物を飾る「見せる収納」としても抜群の存在感を放ちます。


異素材が放つ魅力「テーブルベンチ」
カクテルベンチの系譜を継いで、より直線的でモダンな印象を与えるのが、1953年発表の「テーブルベンチ(Table Bench)」です。
フィン・ユールの自邸にある設えと同じように、目線を低く保ちながら、多目的に機能する名作です。
こちらはプラスロゴバでも展示品がございますので、是非ご覧いただきたいアイテムです。
繊細な真鍮が放つ、静かなアクセント
テーブルベンチの魅力は、随所にあしらわれた「真鍮(しんちゅう)」のパーツ。ゴールドの輝きが、木の温もりにほどよい緊張感と高級感を添えてくれます。天板が脚から少し浮いているように見える「フローティング構造」は、空間に軽やかな「抜け感」を作り出し、重たさを一切感じさせません。


使い方自由自在。ベンチ・テーブル・ディスプレイとして
この2アイテムの最大の魅力は、ライフスタイルやその時々の気分に合わせて役割を自由に変えられる「可変性」にあります。
皆さまは、お部屋のどこに置いて、何を飾りますか?
空間を広く見せる「ローボード」として
一般的なサイドボードやテレビ台よりも高さが抑えられているため、壁面に大きな「余白」が生まれます。
そこにお気に入りのキリムをタペストリーとして掛けたり、お気に入りの絵画を飾ったり。重心を下げることで、リビングがグッと落ち着いた大人な雰囲気に仕上がりますよ。
季節を飾るギャラリーのようなディスプレイ棚として


フィン・ユール邸のように、本屋や花器やオブジェを「置く」ための舞台として活用するのも素敵かと思います。サイドボードのような、日本でいう床の間のような…。
壁面に沿って設置しても、高さがない分、大きな枝ものを生けても圧迫感が出にくく、ダイナミックな四季の移ろいをお部屋の中で楽しむことができそうです!
ソファサイドに機能を兼ね備えた「サイドテーブル」として

ソファの背後や横に配置すれば、お茶を置くテーブルとしても重宝します。
お気に入りのアートやフラワーベース、洋書をラフに置くだけで、そこはもう小さな美術館。背の高い家具を置くよりも、視線が低く保たれるため、お部屋が広く見える効果もありますね。コーヒーカップや読みかけの本を置くのにちょうどいい高さ。長辺を活かして、照明と小物を組み合わせた「静物画」のようなコーナー作りが楽しめます。
空間を仕切る「ベンチ」として


オプションのクッションを敷けば快適な椅子としても最適です。リビングのサブチェアや、玄関先で靴を履くためのベンチとして。
脚のデザインの軽やかさが、現代の日本のコンパクトな間取りにもフィットします。
天板に2本の真鍮製のストリップが付いているので、クッションをしっかりと固定されます。


また、クッションは折りたたみ式なので、折りたたむことで座席の横に小物を置く便利なスペースを作ることができるのです。多機能さに驚かされますね!
+ROGOBAが提案する「日本の住まい」への取り入れ方
私たち+ROGOBA(プラスロゴバ)が大切にしているのは、名作家具を日本の住環境でいかに心地よく使うかという視点です。滋賀県内にある当社の2つの異なるモデルルームでのコーディネートをご紹介します。
オークと漆喰の家。大津住宅展示場のモダンスタイル

明るいオーク材の床と漆喰壁に、ウォールナットのテーブルベンチを合わせる。異素材のコントラストが、空間に深みを生みます。
色を合わせるともちろん馴染み安く、すっきりとした空間づくりにはよいのですが、つまらないと感じる方や主役にしたいと考える方には、あえて色味テイストを揃えないのがグッド。漆喰の壁との間に生まれる「低い余白」が、リビングを実面積以上に広く、開放的に感じさせてくれます。
歴史を刻む町家。大津百町スタジオのジャパンディスタイル

古い建具や、和の設え、天井が低く、落ち着いたトーンの町家空間。ここにモダンなスチール脚のベンチを置くと、まるであつらえたかのように空間の重心がスッと下がります。柱や梁の質感と、真鍮やスチールの現代的な素材感が響き合い、新旧が溶け合う「ジャパンディ(和×北欧)」な空間に。伝統的な空間にこそ、フィン・ユールの前衛的なディティールが映えると実感しています。
フィン・ユールが日本好きだったことも、彼の美意識に通じるものがあるのかもしれません。
フィン・ユール家具をお試しになりたい方
憧れの「フィン・ユール邸」。そのエッセンスは、家具選びの視点の高さを意識するだけで、皆さまの家にも取り入れることができます。
テーブルベンチが作る低めの水平線は、単なる機能を超えて、暮らしに心のゆとりと心地よい開放感を運んできてくれるはずです。
数十年後にはアンティークとして育っていく一生ものの名作と共に、自分らしい豊かな時間を過ごしてみませんか。
フィン・ユールの世界観を試してみませんか
フィン・ユールの家具を取り扱う「House of Finn Juhl(ハウス・オブ・フィン・ユール)」の家具は、あえてオンラインショップでの販売を行っておりません。家具の彫刻家と称されるフィン・ユールの作品は、どこから見ても美しい有機的な曲線と、計算し尽くされた座り心地が魅力です。その繊細なディテールや、肌に触れた時の木の質感は、画面越しではお伝えしきれない特別なもの。
だからこそ、私たちは実際に見て、触れて、座っていただく「体験」を何よりも大切にしています。ぜひ店頭で、一生を共にするにふさわしいその唯一無二の存在感を、五感で確かめてみてください。
* +ROGOBA(プラスロゴバ)では、「HOUSE OF FINNJUHL(ハウス オブ フィン・ユール)」の正規販売店です。
+ROGOBAでは、今回ご紹介した「テーブルベンチ」をはじめ、フィン・ユールの名作家具を滋賀県大津市(JR大津駅前)にある大津百町スタジオに多数展示しております。歴史ある町家空間で、実際に座り、触れ、その美しさを確かめてください。
「わざわざ」ご来店いただく価値
関東方面など遠方からでも「わざわざ」お越しいただく方もちらほら。
ご来店いただく価値があるのは、私たちの店舗が、単なるショールームではなく、住宅をイメージ・体感できる空間だからです。
生活空間の中のフィン・ユール家具に触れ、ロゴバキリムの上に足を乗せ、北欧照明の安らぎを感じる。
五感をフルに使っていただくことで、そのテーブルがあなたの「一生モノ」にふさわしいかを判断できるのではないでしょうか…
プロのサポート体制
高価な名作家具を選ぶ際に感じる不安を、+ROGOBAの専門スタッフが解消します。
設置場所のサイズや、現在の家具の色味を伺いながら、素材の選び方、お手持ちの家具との最適な組み合わせを丁寧にアドバイスいたします。
私たちは単に家具を販売するだけでなく、お客様一人ひとりのライフスタイルに合わせた「心地よい空間」をデザインするお手伝いをしています。フィン・ユールのテーブルだけでなく、ロゴバキリム、オリジナル家具、そしてオーダーカーテンのプロフェッショナルが、最適な組み合わせと配置をご提案いたします。
ぜひ、大津百町スタジオにて、感性を刺激するフィン・ユールのデザインに触れ、後悔のない家具選びの最初の一歩を踏み出してみませんか。
展示品の詳細やご注文方法は下記ページをご確認くださいませ。

HOUSE OF FINN JUHL
+ROGOBA が所有するHOUSE OFFINN JUHL (ハウス・オブ・フィン・ユール)のCollectionを実際にご覧いただけます。和と北欧デザインが融合したコーディネートをお楽しみください。関東方面の方もご案内いたします。
TEL:0748-26-5577 MAIL:info@plusrogoba.jp


