【フィン・ユール】 一見シンプルな『ペリカンテーブル』の魅力に迫る

皆さま、こんにちは。+ROGOBAの吉成です。
日に日に深まる秋を感じる11月。暖かな室内にいたくなる時間が増え、ご自宅のインテリアを見つめ直し、「もっと心地よい空間にしたいな」と感じる方も多いのではないでしょうか。
今回ご紹介したいのが、北欧デザインの巨匠、フィン・ユール(Finn Juhl)が生み出した、愛でたくなるようなペリカンテーブルです。

本記事では、インテリアを楽しみ始めたあなたのために、ペリカンテーブルの魅力や、素材の選び方、そして+ROGOBAが提案する失敗しないコーディネート術までを、わかりやすくご紹介します。ぜひご一読ください!

「なんとなく素敵」から、「確かな上質」へ。

北欧デザインに興味のある方なら、一度は耳にしたことがある名前——フィン・ユール(Finn Juhl)
プラスロゴバでもこれまでに何度もご紹介してきましたが、その魅力は知れば知るほど奥深く、インテリア上級者の心を掴んで離しません。フィン・ユールは、ただ「座りやすい椅子」や「使いやすいテーブル」を生み出したデザイナーではありません。
家具を“空間と一体となる彫刻”として捉えた独自の哲学を持ち、その造形はまるでアートのように有機的で、他にはない存在感を放ちます。
家具デザインを独学で学んだ彼だからこそ到達できた、自由で詩的な発想が息づいているというか、、、

その哲学を象徴する作品のひとつが、今回ご紹介する『ペリカンテーブル(Pelican Table)』です。シンプルでいて洗練された丸いフォルムが特徴のコーヒーテーブルです。

1940年に発表されたこのテーブルは、同時期にデザインされた代表作「ペリカンチェアと対でデザインされました。
モダンアートから影響を受けた有機的なフォルムと、丸みを帯びた愛らしい脚部が印象的です。まるで生き物のような柔らかなシルエットが、空間に温もりと安らぎを与えてくれますね。

サイズ展開などはないのですが、デザイナー自身が「最も美しい比率」として完成させたひとつの形を貫いているといえます。それこそ、フィン・ユールが家具を“彫刻作品”として捉えていた証。
現代の直線的な空間に置くと、そのユニークな脚が心地よい動きを生み、空間に柔らかく穏やかにしてくれるような気がしてきます。

フィン・ユールの家具を選ぶということは、単に家具を置くことではありません。それは、暮らしの中にひとつのアート作品を迎え入れるということ。実際の暮らしの中で、「ペリカンテーブル」に触れるたびに感じる魅力的なフォルム、手仕事の温度——そのすべてが、日々の時間を豊かにしてくれると思います!

一生をともにしたくなる芸術品を、リビングに迎えてみませんか?

失敗しない!ペリカンテーブルの「顔」を決める素材の選び方

ペリカンテーブルの魅力的な丸いフォルムを、日常の空間でどう輝かせるか。その鍵を握るのは、「素材」の選び方も重要な一つ。
素材は、すべて北欧家具の代表的な銘木、ウォルナット、オーク、その他ブラックペイント(オーク)の仕様からお選びいただけます。
樹種が変われば、テーブルの印象はもちろん、お部屋全体のムードもガラガラッと変わります。

1,「ウォルナット」:モダンで落ち着いた大人の空間に

フィン・ユールが生んだ彫刻的傑作「ペリカンテーブル」。そのデザイン哲学、素材(ウォルナット/オーク/チーク)の選び方、リビングへの取り入れ方を+ROGOBAが解説します。滋賀県の大津百町スタジオにてその魅力に触れて。

ウォルナット材

色味と雰囲気
深い焦げ茶色で、木目は緻密で上品です。落ち着いた大人の雰囲気や、モダンで洗練された空間を目指す方に最適かと思います。
合わせ方のヒント
濃い色のウォルナットは、空間全体を引き締める効果があります。
価格
税込¥397,100
(2025年11月現在の価格です。予期せぬ価格改定がございますので、詳しくはお尋ねください。)

プラスロゴバのアイテムとコーディネートするなら、、、、

  • ロコバキリム:黒や深い赤や青といった落ち着いた色味のキリムを合わせると、互いの重厚感が響き合って、高級感のあるリビングになります。
  • リネンカーテン:リネンの中でも、少しトーンを落としたグレイッシュな色や、濃いグレーのリネンを合わせると、光とのコントラストが美しく、落ち着いた大人の空間が完成します。

2,「オーク」:穏やかで調和の取れた北欧ナチュラルに

オーク材

色味と雰囲気
淡い黄褐色で、はっきりとした力強い木目が特徴です。明るく清潔感があり、北欧らしいナチュラルで穏やかな空間を目指す方にぴったりです。日本の住空間にもとても馴染みやすい素材です。
合わせ方のヒント
オーク材は主張が強すぎないため、初めて名作家具を取り入れる初級者の方にもおすすめです。
価格
税込¥354,200
(2025年11月現在の価格です。予期せぬ価格改定がございますので、詳しくはお尋ねください。)

プラスロゴバのアイテムとコーディネートするなら、、、、

  • ロゴバキリム:アイボリーやグレーを基調とした、明るい色のキリムと組み合わせると、明るさが際立ち、心地よいナチュラルなリビングになります。
  • リネンカーテン:生成り色(リネンの自然な色)や、明るい白のリネンカーテンを合わせると、窓から入る光がオーク材を優しく照らし、空間に広がりを感じさせてくれます。

3,「オーク材ブラックペイント」:シャープでモダンな印象に


色味と雰囲気
オーク材の木目を生かしながらも、深いブラックで塗装された、シャープでモダンな印象が特徴です。空間をキリッと引き締めたい方や、ミニマルでスタイリッシュな雰囲気を好む方におすすめしたい。
合わせ方のヒント
ブラックペイントのペリカンテーブルは、空間に強いアクセントを与えます。
価格
税込¥354,200
(2025年11月現在の価格です。予期せぬ価格改定がございますので、詳しくはお尋ねください。)

プラスロゴバのアイテムとコーディネートするなら、、、、

ロコバキリム:モノトーンや、抑えた色味の中にポイントとなる色が入ったキリムと合わせると、モダンな空間に深みが生まれます。

リネンカーテン:ホワイトやライトグレーのリネンカーテンと合わせると、ブラックペイントのテーブルがより引き立ち、洗練された都会的な雰囲気を演出できます。

+テキスタイルで空間を格上げする

ペリカンテーブルを単体で置くだけではなく、ペリカンテーブルの彫刻的な丸みを活かし、+ROGOBAが取り扱うロゴバキリムやカーテンと組み合わせることで、空間が格段に上質な空間へと変わります。

ペリカンテーブルを活かすリビングでの配置術

ペリカンテーブルは、一見シンプルな形状ではありますので、置き方一つで空間の印象が劇的に変わります。
直線的なテーブルとは違うフォルムを最大限に活かす配置のコツを少し、ご参照ください。

ソファの前に「中心的なアクセント」として
ペリカンテーブルをソファの正面に置く際、あえてソファと平行ではなく、少し「斜め」に角度をつけて配置してみるのもおすすめです。視線を集める「アートピース」としての役割がより強調されます。
空間に「間」を作る
テーブルをソファにぴったりと近づけすぎず、少し距離を取って配置することで、「テーブルの空間」と「ソファの空間」に緩やかな境界が生まれます。この「間」が、空間全体に奥行きと広がりを生み出してくれます。
飾るアイテムの工夫
テーブル自体は比較的、シンプルな形状ですので、飾るものは見栄えするのもを厳選するのも⚪︎。モダンな照明や北欧の柄物の陶器や、前衛的に活けた枝ものなどはいかがでしょうか。テーブルの持つ有機的なデザインと響き合い、より洗練された印象になります。

ロコバキリムとリネンカーテンで生まれる上質な調和

ペリカンテーブルが主役のリビングには、天然素材のテキスタイルが欠かせません。木の温もりと優しく響き合う、+ROGOBAならではの提案です。

ロコバキリム:足元を安定させるコントラスト
ペリカンテーブルの曲線的なフォルムは、足元が安定しにくい印象を与えることもあります。そこで役立つのが、ロゴバキリムの力強い幾何学模様ですよ。 キリムが持つ直線的なパターンが、曲線のテーブルの足元をしっかりと受け止め、空間に安定感とメリハリを与えます。また、キリムの手織りウールの素朴で温かい質感が、テーブルの天然木の滑らかな手触りと美しく調和し、より心地よい雰囲気を作り出します。

カーテンとのハーモニー
カーテンを合わせることで、空間の完成度が格段に上がります。 リネンは、光を柔らかく透過し、陰影の表情を豊かにします。天然木であるペリカンテーブルの木目が、リネンを通して入る柔らかな光によって、最も美しく際立つのです(写真A:リネンカーテンの前にペリカンテーブルを置いた際の、光と影の調和イメージ)。天然素材同士がもたらす安心感と優しさが、日々の暮らしに安らぎを与えてくれます。
和の空気感にも
障子特有の直線的な美しさと、丸みのあるフォルムが反比例して、良いアクセントになっています。障子から通る柔らかい光がしっかり形を浮き上がらしてくれています。

古民家空間にもマッチする
シンプルなフォルムと、丸みを帯びた脚は、実は古民家の趣ある空間にも美しく溶け込みます。 畳や土壁が持つ日本の伝統的な温もりと、北欧デザインの柔らかな木の質感が響き合い、懐かしくも新しい、洗練された和モダン空間を演出してくれます。

触れて実感。「大津百町スタジオ」で本物のフィン・ユールに触れる

【あなたの一歩をサポート】ペリカンテーブルのある暮らしを体感しませんか?

カタログやインターネット上の写真では、正直ペリカンテーブルの魅力の半分も伝わらないと思っています、、、。特にその「細部のクラフトマンシップ」「木の触感」は、実際に目で見て、触れてみなければ感じることができない、大切な要素です。皆さまが求めているのは、家具が空間に溶け込み、そしてリアルな暮らしに寄り添ってくれる「心地よさ」ではないでしょうか。

フィン・ユールをはじめとする北欧照明は、滋賀県大津市(JR大津駅前)にある大津百町スタジオに展示しています。

わざわざ」来る価値

遠方からでも「わざわざ」お越しいただく方もちらほら。ご来店いただく価値があるのは、私たちの店舗が、単なるショールームではなく、住宅をイメージ・体感できる空間だからです。生活空間の中のフィン・ユール家具に触れ、ロゴバキリムの上に足を乗せ、北欧照明の安らぎを感じる。五感をフルに使っていただくことで、そのテーブルがあなたの「一生モノ」にふさわしいかを判断できるはずです!

プロのサポート体制

インテリア初級・中級者のあなたが、高価な名作家具を選ぶ際に感じる不安を、+ROGOBAの専門スタッフが解消します。あなたのリビングのサイズや、現在の家具の色味を伺いながら、ペリカンテーブルの素材の選び方、そしてキリムやカーテンとの最適な組み合わせを丁寧にアドバイスいたします。私たちは単に家具を販売するだけでなく、お客様一人ひとりのライフスタイルに合わせた「心地よい空間」をデザインするお手伝いをしています。フィン・ユールのテーブルだけでなく、ロゴバキリム、オリジナル家具、そしてオーダーカーテンのプロフェッショナルが、最適な組み合わせと配置をご提案いたします。

ぜひ、大津百町スタジオにて、感性を刺激するフィン・ユールのデザインに触れ、後悔のない家具選びの最初の一歩を踏み出してみませんか。

最後に。ご注文〜納品の流れ

フィン・ユールの家具のご注文の流れになります。
まずは、お気軽にご相談ください。プラスロゴバが所有している家具については、実際にご体感いただき、座り心地をお確かめいただけます一度座ってみたい、見てみたいという場合は、展示場のご予約をいただけますと専門のスタッフがご案内させていただきます。

電  話: 0748-26-5577
お問い合わせ: info@plusrogoba.jp

ご注文の流れ
  1. ご相談・(ご来店)・仕様決定
  2. お見積もりのご確認
  3. ご注文確定(ご入金)
  4. 発注後、製作開始
  5. 国内到着後、検品・ご配送
木部・張地の選定

家具の仕様は、木部(オーク・チーク・ウォルナット等)と張地(ファブリック・レザー)をお選びいただけます。
ショールームに素材サンプルをご用意しておりますので、実際にご覧いただくことをおすすめいたします。
樹種や一部のおすすめの張地をご参照ください。

お支払いについて

受注生産のため、ご注文確定時に全額前払いをお願いしております。
銀行振込または、店頭にてクレジットカード・各種QRでのお支払いが可能です。

納期について

フィン・ユールの家具は、デンマーク「House of Finn Juhl」社にて一つ一つ丁寧に製作されております。
受注生産のため、ご注文からお届けまでに4〜6ヶ月程度お時間を頂戴しております。
納期に関しては時期により変動する場合がございますので、詳細はスタッフまでお問い合わせください。

配送・設置について

お届けは、専門業者による開梱・設置サービスを含めたお届けとなります。
お部屋への搬入経路や設置スペースについて、事前の確認をお願いいたします。

アフターサービス

ご購入後のメンテナンスや修理のご相談も承っております。
長くご愛用いただくために、お手入れ方法についてもお気軽にご相談ください。

新築やリフォーム。家づくりを考えはじめた時、お役立ちいただけるまとめサイトをつくりました。
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