こんにちは、プラスロゴバの吉成です。
【納品その後】シリーズ第4段目!
プラスロゴバで、インテリアのお手伝いさせていただいたお住まいの、その後の暮らしを取材させていただいております。
「古民家のどっしりとした風合いは残したい。でも、古臭くて暗いのは苦手……」 そんなお悩みをお持ちではありませんか?
私たちはプラスロゴバは、日本の伝統的な家屋と、シンプルで機能的な北欧インテリアは、とっても相性の良い組み合わせであると、提案させていただいておりますが、、、
今回ご紹介するのは、築50年の日本家屋をリノベーションし、憧れの北欧家具と2匹の愛猫との暮らしを叶えたまさに古民家×北欧インテリアを実現されたお住まいです。
「和」の静寂と「北欧」の温かみが重なる、世界に一つだけの『ジャパンディ』な空間。その心地良さの秘密をご案内させていただきます!

猫と暮らす古民家リノベ|名作家具と光が彩る「ジャパンディ」なインテリア
長い年月を耐え抜いてきた太い梁、味わい深く馴染む木の柱。 古民家には、新築には出せない独特の「安心感」があります。
しかし、そのまま住むには「暗さ」や「寒さ」、そして現代のライフスタイルとのズレが気になるのも事実。
そんな、築50年の立派な古民家の設計・施工を弊社の住宅部門 木の家専門店 谷口工務店が、担当し、プラスロゴバがインテリアのお手伝い。リノベーションし、暮らしをアップデートさせていただきました。
お施主様からのご要望は、「使い勝手の悪い導線の改善。」「古民家の風合いは残しつつ、明るくシンプルに暮らしたい。」そして「2匹の愛猫と快適に暮らせる家であること」でした。
プラスロゴバが得意とする、日本の美意識と北欧の機能美を融合させた「ジャパンディ(Japandi)」スタイルを基調とした、 インテリアが大好きな奥様が憧れ続けた名作家具と共に、猫も人も穏やかに過ごせる、そんな特別な空間が完成しました。
【古民家×北欧インテリア】光と風が抜ける、庭と繋がるリビング
まずご覧いただきたいのが、この圧倒的な開放感です。

ひし形のセルが無数に組み合わさったこの照明。 一見とてもモダンですが、実は日本の「竹細工」や、自然界のフィボナッチ数列(ひまわりの種の配列など)からインスピレーションを得てデザインされています。
だからこそ、古民家の力強い格天井(ごうてんじょう)や太い柱にも負けず、それでいて違和感なく溶け込むのです。 光源が直接目に入らない設計になっているため、眩しさを感じることなく、空間全体に柔らかく上質な光を届けてくれます。
和にも合う「ロゴバキリム」で彩りを
床には、手織りの「ロゴバキリム」を敷きました。 今回はあえて、古民家の空間をまとめ役として、原毛そのもの、染めてないウールで織られたナチュラルなカラー、そして伝統的な幾何学模様ではなく、少しモダンな柄をセレクト。オーナー様もそのシンプルさをとても気に入ってくださいました。
「和室にラグ?」と思われるかもしれませんが、手紡ぎウールの自然な素材感は、畳や無垢床とも相性抜群です。 落ち着いた色味で統一された空間の中に、キリムのさりげない色彩が加わることで、空間が引き締まって、大人の遊び心を感じさせるインテリアに仕上がりました!
ロゴバキリムは、猫ちゃんやわんこたちに大人気!ペットを飼っておられる皆さまより、愛犬、愛猫が好んでキリムの場所を陣取り寛いでいるというお話をよく伺います。


リビングのインテリア一覧
| リビング/アイテム | 品番・アイテム名 | ブランド・メーカー | 備考 |
|---|---|---|---|
| ペンダントランプ | パテラ | ルイスポールセン | オーバルタイプ |
| ラグマット | ナチュラルキリム | ロゴバキリム | 一点もの |
| コーヒーテーブル | CH008 | カールハンセン&サン | |
| フロアスタンド | スノードロップ | レクリント | 限定品カラー |
| リビングイージーチェア | CH25 | カールハンセン&サン | オーク・オイル仕上げ |
| 縁側イージーチェア | IL-10 | キタニ | オーク・オイル仕上げ |
ご夫婦の夢を叶えた「PPモブラー」のあるダイニング
今回のリノベーションの中心となるダイニングキッチン。 奥様がお好き北欧のダイニングを取り入れたい!その想いを受けて、家具選びと空間づくりが進められました。
ハンスJ.ウェグナーの傑作「PP70」と「PP58」

ダイニングテーブルには、デンマークの工房・PP Møbler(PPモブラー)の円形テーブル「PP70」、ダイニングチェアは、ご夫婦それぞれが「本当に座りたい椅子」を選ぶというスタイルで揃えられました。
ダイニングチェアの一つは、ハンス・J・ウェグナーの生涯最後のデザインと言われる「PP58」を選びました。
ハンス.J ウェグナーは生涯で500脚以上の椅子をデザインしましたが、その集大成として73歳の時に発表したのがPP58/PP68です。
若い頃の名作(Yチェアやザ・チェア)で培った経験を全て注ぎ込んで、「座り心地」「耐久性」「価格」「テーブルへの収まり」の全てを完璧なバランスで仕上げた、いわば「実用性の頂点」です。 そして、PP58のアーム(肘掛け)は、短すぎず長すぎない絶妙な長さで、 テーブルの下にすっと収まるデザイン。 肘を置いてリラックスできることはもちろん、立ち上がり時に手を添えやすく、邪魔にならない、、、これが「毎日の食事」や「食後の晩酌」を最高に快適にします。それまでの日常生活を変えてくれた!と実感するほどに、使い勝手が良いのです。
特に、今回、ご主人が「せっかくならPP53の3本脚タイプの椅子を置きたい」とこだわられたのが、写真手前に見える「3本脚」の美しさです。
日本では珍しい3本脚の椅子。座った時の安定感がどうなんだろう?と気になる方も多いはず。両足の妨げにならず、すっきり感が気持ちよく、むしろ、自分の両足で支えられて、しっかりと安定感があります。
ダイニングチェアは、すべての椅子を同じもので揃えるのではなく、あえて異なる名作椅子(カール・ハンセン&サンのCH23など)をミックスすることで、こなれたインテリアコーディネートになりました。
照明は、シンプルなホワイトガラスのペンダント(ルイスポールセン/トルボー)を低めに吊るし、家具の美しさを引き立てています。




PPモブラーの家具は、「木」を知り尽くした職人が手作業で仕上げるため、肌触りが格別です。 古民家の歴史ある柱や梁と同じように、この椅子たちもまた、使い込むほどに味わいを増し、家族の歴史を刻んでいくと思うと、経年変化した家具を拝見するのも楽しみです。
ダイニングのインテリア一覧
| ダイニング/アイテム | 品番・アイテム名 | ブランド・メーカー | 備考 |
|---|---|---|---|
| テーブル | PP70 | PPモブラー | オーク・オイル仕上げ |
| チェア | PP58 | PPモブラー | ※3本脚・4本脚仕様選べます |
| チェア | CH23 | カールハンセン&サン | オーク・オイル仕上げ |
| ペンダントランプ | トルボー220 | ルイスポールセン |
飼い猫もインテリアの一部に。機能と美しさを両立する工夫
今回のリノベーションのもう一つの主役は、なんといっても、毛並み、模様の美しい2匹の猫ちゃんたちです。
「猫たちが楽しく遊べる場所にしたいけれど、生活感が出るのは避けたい」 そんなご要望に応えるため、弊社設計士がしっかりと「猫のための設備」を「機能的に美しくデザインしております。
室内に溶け込むキャットウォーク
キッチンカウンターの上部や壁面を利用して、猫ちゃんたちが自由に回遊できるキャットウォークを造作。
ポイントは、「素材と色味の統一」です。 キャットウォークに使用する素材を、建具や家具のオーク材と同じ木の素材、トーンで揃えることで、唐突な「ペット用品感」を排除。 猫ちゃんが歩いていない時は、美しい飾り棚や建築の一部のように見えます。
高いところからご主人たちを見下ろしたり、日当たりの良い場所でお昼寝をしたり。 猫ちゃんたちがくつろぐ姿そのものが、この家の最高のインテリアになっています。


水回りにも「本物」を。細部へのこだわり
毎日使う場所だからこそ、ふとした瞬間に目に入る「明かり」や「素材」にはこだわりたいもの。 玄関近くの手洗いスペースにも、北欧の美意識を取り入れました。


照明に選んだのは、フィンランドの建築家アルヴァ・アアルトが1937年にデザインした名作、Artek(アルテック)の「A330S」、通称「ゴールデンベル」です。
その名の通り、鐘のようなフォルムは、一枚の真鍮から作られています。 最大の特徴は、シェードの縁に刻まれたスリット(隙間)。
ここから漏れる光が、周囲を照らし、幻想的な雰囲気を醸し出していますね。
ピカピカの真鍮は、古民家の少し土っぽい、マットな質感の壁と対照的で、素晴らしいアクセントになっています!
そして真鍮は、使い込むほどに酸化し、渋みのある深い色へと変化していきます。家と共に美しく歳を重ねる楽しみが、この小さな灯りにも宿っています。
洗面スペースインテリア一覧
| アイテム | 品番・アイテム名 | ブランド・メーカー | 備考 |
|---|---|---|---|
| ペンダントランプ | A330Sゴールデンベル | アルテック | 真鍮無垢仕上げ |
リノベーションを終えて
お引渡し後、新しい暮らしをスタートされたお客様からのご感想をぜひ、ご参照ください。
Q. リフォーム後、実際お住まいされてみていかがですか?
「インテリアや照明が大好きなんで、THE昭和な内装が、自分で色々飾ってみてもなんかしっくりこなかったんですが、出来上がってみて、雑貨を飾るのも楽しいし、リフォームしてよかった。」
「建て替えることは考えてなくて、築50年の家を活かしつつ、リフォームしてくれるところを探してて、谷口工務店と出会えて、うちの家にも馴染むリフォームで納得できた。」「本当に快適で、毎日家にいても楽しいというか、そんな風に思える出来上がりだったので、皆さまに非常に感謝しています。猫たちのことにも対応してもらって、猫たちも喜んで毎日元気に走り回っています。」
まとめ:あなたらしい「古民家×北欧」の暮らしを


古民家の持つ「懐かしさ」と、北欧デザインの「新しさ」。 相反するように思える二つの要素ですが、どちらも「自然素材を愛する」「長く大切に使う」という根っこが同じだからこそ、これほどまでに響き合います。
ただ新しくするのではなく、住み継がれてきた家の記憶を尊重し、現代の快適さをプラスする。 それが、+ROGOBAが提案するリノベーションの形です。
- 「古民家を買ったけれど、インテリアの正解がわからない」
- 「手持ちの北欧家具が似合う和室を作りたい」
- 「猫と暮らす、おしゃれな家づくりを相談したい」
そんな想いをお持ちの方は、ぜひ一度私たちにご相談ください。 あなたの「好き」を、プロの視点で心地よい暮らしへと繋げます。
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関連メディア紹介
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今回ご紹介したお住まいの様子は、YouTubeでも詳しくご覧いただけます。 写真だけでは伝えきれない空間の繋がりや、光の雰囲気、そして猫ちゃんたちが実際にキャットウォークで遊ぶ可愛らしい姿も必見です!ぜひ動画で、リアルな空気感を体感してください。
[🎥 ルームツアー動画を見る(YouTubeへ移動します) ]
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滋賀・竜王のショールームでは、今回ご紹介した家具や照明、ロゴバキリムを実際にご覧いただけます。リノベーションのご相談も随時承っております。
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関連リンク
納品、その後シリーズ一覧|https://plusrogoba.jp/category/case-after/
古民家×北欧家具コーディネート一覧|https://plusrogoba.jp/category/kominka/

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