皆さま、こんにちは。プラスロゴバの吉成です。
雨の季節がやってまいりました。家で快適に過ごすために、室内を整えていきたいと思っておりますが、
皆さまは、梅雨を時期を快適に過ごすためにどのように工夫されているのでしょうか。
最近、「くつろげる一脚」、「パーソナルな一人掛けのソファ」をお探しの方や、
自宅がコンパクトな間取りで、大型ソファを置くスペースが足りない、、、——そんなお話をしていていただくことが増えています。
一生ものの、至福のくつろぎを感じていただけるフィンユールの〈ペリカンチェア〉はそんな皆さまにおすすめしたい一脚です。
身体をやさしく包むフォルムは、座った瞬間に雲に沈むような感覚に。大げさでなく、わたしは、一度座ると立ち上がれなくなってしまうほど、、、、。
この記事ではデザインの魅力から素材選び、価格・納期まで丁寧に紹介。読んでいただくと、フィン・ユールの世界への一歩が踏み出せます。
デンマーク家具デザイナーフィン・ユールのペリカンチェアとは
1940年、若き日のフィン・ユールがコペンハーゲンの家具職人ギルド展で発表したペリカンチェアは、彫刻のような曲線で注目を集めました。
大きく左右に張り出したアームは、ペリカンが翼を広げた姿に見えることから“ペリカンチェア”の愛称が付けらました。
アートに造詣が深かったフィン・ユールのシュルレアリスムへの傾倒は、ペリカンチェアにも明確に表れていますね。
流れるような曲線とのびやかなフォルムは、彫刻家ジャン・アルプの作品の影響を受けたと言われています。
ユールの家具の中でも、ペリカンチェアは、おそらく最も時代を先取りしていたと言えるのではないでしょうか。
発表された、当時としては非常に前衛的で多くの人に衝撃を与えたと言われていて、また、その時代にはなかなか受け入れられなかったようです。
そして、発表当時は、生産する技術力が追い付かなかったこともあり、製品化はされず、プロトタイプとしてごくわずかのみ製造され、幻の椅子とされていました。
時代が追い付いたのが、発表から61年後の2001年。時を経て、ようやく復刻されたのでした。
現代の感覚でみても、斬新で他ではまねできないデザインですよね。オリジナリティーに溢れた、キャッチーで可愛らしさもあるデザイン。一度見たら忘れられない唯一無二のフォルム。こんなイージーチェア他に見たことない!
復刻後は、しっかりと品質を保ちながら、芸術作品ではなく「優れた家具」として、発表当時と同じように、職人の卓越した手縫い技術により仕上げられています。
左右に二つの羽があるかのようなユニークなデザインですが、そのサイドの“羽”が背もたれの役割を果たし、斜めにも座ることができます。包み込まれるような座り心地まで兼ね備えています。
デザイナー フィン・ユールの哲学
フィン・ユールは「家具は座る彫刻である」と語りました。彼は芸術と機能を両立させることを考えていました。インテリアとしての存在感があり、オブジェのような椅子でありながら、実用性も兼ね備えています。また、フィン・ユールは座り方は一通りではないとも考えていました。

「華やかさ」ではなく、「深み」を宿すペリカンチェア。フィン・ユールの家具は、まさに北欧家具の神髄を表しているように思います。
どこをとっても個性的なのに、空間になじむ不思議な存在感。
北欧家具は、決して華美ではありません、飾り立てず、静かに佇むその姿。
でも、丁寧に生きる人のそばに、確かな「豊かさ」をもたらしてくれる。上質とは、目立たないことで完成するのです。
ソファのような座り心地の秘密
ソファに匹敵するくつろぎの理由は、大きく3つあります。
- 有機的なシェル構造
背もたれと肘掛けが一体になったシルエットが、肩から腰を抱きかかえるように体を支持してくれて、安心感を感じられます。
ソファのように座面が広く、奥行きが深いのでゆったりと座れます。椅子というより“パーソナルソファ”としてお使いいただけます。 - 高密度フォームと手張りの張地
座と背の中材にはラテックスが使われているため、沈み込みが少なく、しっかりと身体を受け止めてくれます。
張地はデンマークで職人が手張りし、縫い目には丈夫なダブルステッチを採用しています。
これにより長時間座ってもへたりにくく、ふんわりとした弾力が続きます。 - 程よいシート角度
またシートの高さも低く、座面がわずかに後傾しているので、自然にリラックスポジションになり、腰への圧力を分散。
読書中にうっかり「寝落ち」してしまうユーザーもいるほどです!
真っ直ぐに座るだけでなく、あぐらをかいたり、行儀はわるいですが、脚を座面の上に乗せてしまって、横向きに座るのもおすすめです!


お試しのお客様からのご感想
ショールームにお越しになったお客さまには、いろんな体勢でお座りくださいとお伝えしています。
皆さまのご感想は「想像よりも低く深く、包み込まれる感じですね」「忘れられないデザインがかわいいですね」
──この反応を聞くたびに+ROGOBAはペリカンチェアの魅力を再確認しています。




ペリカンチェアの素材とカラーバリエーション比較
ペリカンチェアは「脚部」と「張地」の組み合わせで印象が大きく変わります。
コロンとした脚は、オークウォルナット・ブラック塗装よりお選びいただけます。
張地はウール、レザー、シープスキン(Gotland Pelican)など多彩。特にウールは発色が豊かで、北欧らしい差し色を楽しめますよ。
脚部素材 | 特徴 | おすすめ空間 |
ウォルナット | 深いブラウンで高級感。経年で艶を増す | シックなリビング |
オーク | 明るいナチュラル色。木目がやさしい | 北欧テイストのダイニング |
ブラック塗装 | シルエットが際立ちモダン | モノトーンの書斎 |
自分らしい色を選ぶコツ
- 空間のベースカラーとトーンを合わせる
例:ベージュ主体の部屋には、サンドベージュの張地+ウォルナット脚
- ラグと同色系でまとめる
キリムラグの赤×青に合わせて、チェアをくすみレッドにすると統一感アップ
- あえてアクセントにする
ミニマルな空間にはマスタードイエローを入れると一気にこなれ感が高まります。

ペリカンチェアのサイズ・価格・納期早見表
項目 | 内容 |
---|---|
外寸 | W85 × D76 × H68 cm / SH37 cm |
重量 | 約25 kg |
納期 | 受注後 約4〜6か月(デンマーク本社で製作後、日本へ輸送) |
受注生産品となりますので、納期がかかります。必要な時期に合わせて逆算してご注文ください。
PELICAN CHAIR W/ BUTTONS(FJ 4001)-本体ボタン留め仕様
ファブリック価格(税抜・ファブリッククッション込み)※ボタンのない仕様はお問合せください。
ファブリックグレード | 価格 |
---|---|
ファブリック Gr.1 | ¥970,000 |
ファブリック Gr.2 | ¥996,000 |
ファブリック Gr.3 | ¥1,020,000 |
ファブリック Gr.4 | ¥1,074,000 |
レザークッション込み価格(ファブリック×レザー)
ファブリックグレード/レザークッション | レザーGr.2 | レザーGr.3 | レザーGr.4 |
---|---|---|---|
ファブリック Gr.1 | ¥1,011,000 | ¥1,028,000 | ¥1,054,000 |
ファブリック Gr.2 | ¥1,034,000 | ¥1,051,000 | ¥1,077,000 |
ファブリック Gr.3 | ¥1,054,000 | ¥1,071,000 | ¥1,097,000 |
ファブリック Gr.4 | ¥1,101,000 | ¥1,118,000 | ¥1,144,000 |
オールレザー価格
レザーグレード | 価格 |
---|---|
レザー Gr.2 | ¥1,266,000 |
レザー Gr.3 | ¥1,385,000 |
レザー Gr.4 | ¥1,569,000 |
※ ボタン付き仕様(FJ4001)は、一部生地(Balder, Blans, Canvas, Halk, Mood, Remix, Siksak, Re-wool, Steelcut, Watercolour)でのみ対応可能です。
ペリカンチェアバリエーション






よくあるご質問
Q1. 張地は後から張り替えできますか?
A. はい、張替え可能です。張地選定からお引き取り・納品まで+ROGOBAがサポートします。※張替え代と往復の送料がかかります。
Q2. 汚れたらどうお手入れすればいいですか?
A.日常のクリーニングはコロコロで定期的にほこりなどを除去、または清潔な掃除機をご使用ください。(吸引力は弱で)
軽い汚れは、ぬるま湯に冷ました清潔な熱湯に浸し、固く絞った布でたたき拭き取ってください。
レザーは日頃は乾拭きし、年数回、レザー種類に適したレザー用クリーナーと保革クリームでお手入れください。
Q3. 体が大きいと窮屈では?
A. 横幅85 cmありますので、一般的なラウンジチェアより余裕があります。ぜひ大津百町スタジオにてお試しください。
Q4. 床が傷つきませんか?
A. 脚裏にフェルトガードをお付けしますが脚先が丸く仕上がっておりますので、傷もつきにくくなっております。
滑りやすい床には、ラグをご提案させていただきます。
Q5. 長く使うコツは?
A. 直射日光を避け、年1回ネジの緩みを点検すると10年以上愛用いただけます。
お試し~購入の流れ
ペリカンチェアは「椅子以上、ソファ未満」の絶妙な立ち位置で、限られたスペースでも北欧の上質なくつろぎを叶えてくれます。
「見て、触れて、座って」こそ、このチェアの真価を実感できる最短ルートです。ぜひお試しください。
+ROGOBAショールームで〈ペリカンチェア〉を体験!
- 来店予約フォームから
- メールやお電話でもご相談ください。
参考リンク
- フィン・ユールについてもっと知りたい方はこちら フィン・ユールご案内ガイド(https://plusrogoba.jp/brand-list/house_of_finnjuhl/)
- プラスロゴバ実店舗へお越しの方はこちら +ROGOBA店舗情報(https://plusrogoba.jp/ryuo-sr/)