皆さま、こんにちは。プラスロゴバの吉成です。
新築やリフォームで「理想の窓辺」を思い描いている皆さま、「明るく開放的なリビングにしたいけど、外からの視線も気になる…」と悩んでいませんか?
一般的な化学繊維のカーテンでは、質感を楽しめて、上質な雰囲気はなかなか出せませんが、おすすめしたいのが自然素材のカーテン。
リネン100%のレースカーテンは、しっかりとお悩みを解決しながら、光の入り方、風の抜け方、そして空間の質を劇的に高めてくれます。
今回の記事では、木の家専門店 谷口工務店で新築された美しいお住まいのK様邸をご紹介。家づくりの段階で、プラスロゴバにカーテンをご相談いただいておりました。
実例写真を交えながら、当店でのオーダー方法を詳しくご紹介します。
この記事を読めば、求める「心地よい暮らし」のヒントが見つかるはずです!
ご提案したのは、リトアニア製リネンのドレープカーテンと、ベルギー製リネンレース地。
木の家、自然素材の魅力を活かしたナチュラルなインテリア空間に、リネン特有の優しい風合いがやさしく溶け込みました。
リネンカーテンで窓辺の魅力アップ
自然素材の持つ温かみは、北欧インテリアやナチュラルインテリアに欠かせない要素だとわたしたちは思っています。
特に、リビングの大きな窓にかかるカーテンは、部屋の印象を左右する最重要アイテム。そこで+ROGOBAが強くおすすめするのが、自然素材100%のカーテンです。
写真Aをご覧ください。こちらは、当社住宅設計部門で新築させていただいたK様邸のリビングダイニングです。
床や天井・建具に使われた木の温かみと、ざっくりとしたリネンレースカーテンの質感が、明るく気持ちの良い開放的な空間をもたらしています。
当社で建てる家は木をふんだんに使用した木造住宅。一般的なポリエステルなどの化学繊維のレースカーテンと比べ、リネンは「糸」そのものが持つムラやネップ(繊維の節)が独特のざっくりとした風合いを生み出しますが、この天然のテクスチャーこそが、シンプルでありながら上質なナチュラル空間にフィットする理由です。
リネンは麻の中でも特に上質な繊維で、使い込むほどに柔らかさが増し、美しいドレープ(ひだ)を描くようになります。+ROGOBAでは、こうしたリネンの魅力を最大限に引き出すため、厳選したヨーロッパ産のリネン生地を取り扱っています。

カーテン詳細
■ドレープ
【生地名】Lina Oatmeal (リトアニアリネン)
【スタイル】フラットスタイルカーテン
【生地幅】160㎝
【素材】リネン100%
■レース
【生地名】Naturals 36 (ベルギーリネン)
【スタイル】2本プリーツスタイル
【生地幅】140㎝
【素材】リネン100%
上質な設えの秘密!オーダーで実現する「理想の窓辺デザイン」
リネンカーテンの魅力を最大限に引き出すためには、生地選びだけでなく、仕立て方(オーダー方法)が非常に重要になります。今回の事例では、お客様の「海外のウィンドウトリートメントのような、圧倒的さ、おおらかさ、ナチュラルさを感じる設えにしたい」というご要望を叶えるため、2つのデザイン的な工夫を凝らしました。
レールを隠す「天井カーテンボックス」設計の重要性


リネンカーテンの上質なヒダ感や、なびく雰囲気はとても良いのですが、どうしても「レールの存在感」があります。特に一般的な既製品の「機能性レール」は、名前の通り、スムーズなランナーの動きなどのメリットはあるものの、メカ類がむき出しになっています。
レールの種類によっては、せっかくの洗練された空間に「生活感」が滲み出てしまうことも、、、
今回の事例では、家づくりにおいて、カーテンを設置することをあらかじめ計画し、設計段階で「天井カーテンボックス」を施工しています。
このひと手間が、以下のメリットを生みます。
- 天井カーテンボックスとは? 窓の上部に、カーテンレールをすっぽりと隠すための箱状のスペースを設ける設計のこと。近年は、カーテンメーカーで販売している後付け可能なものもありますし、見栄えのよい装飾レールもございますので、プラスロゴバでは、後付けの場合も、設置場所にあったご提案をさせていただきます。


効果 | 詳細 |
①空間の「上質感」が格段にアップ | カーテンが天井から流れるように見えるため、まるで海外のホテルや映画のワンシーンのような優雅な雰囲気が生まれます。 |
②部屋が広く、天井が高く見える | 視線が天井方向へ自然に伸び、空間に奥行きが生まれます。 |
③すっきりとしたミニマルな印象 | レールや金具といったノイズが消え、リネン生地の美しいドレープだけが際立ちます。 |
「理想の窓辺は設計段階から」。新築やリフォームをご検討中の方には、ぜひ「レールを隠す」という施工を、施工会社様や担当設計士様にご相談いただくことを+ROGOBAはおすすめしております。
ヨーロッパの設えに学ぶ「丈の長め」カーテンの美学
今回の事例で、K様が特にこだわられたのがカーテンの「丈(たけ)」です。日本の一般的なカーテンは、床に擦れない高さ、床から1〜2cm浮かせて製作することが多いですが、今回のリネンカーテンはあえて床にたわむほどの「長めの丈」で製作しました。



ヨーロッパの伝統的なインテリアの設えでは、このように床に布がたまるような丈感を好みます。
- 丈を長めにするメリット
- 優雅でリッチなドレープ:特にリネンは重さが出にくいため、長めにすることで生地がより豊かにたわみ、優雅さと重厚感が増します。
- リネンの風合いを最大限に生かす:ざっくりとした素材感が、床に触れることで一層ナチュラルな魅力を発揮します。
- 防寒・防音効果のアップ:床との隙間が減るため、冷気の侵入を抑える効果も期待できます。
+ROGOBAでは、この長めの丈を「単に長くする」のではなく、「どの程度床につかせるか」を細かくヒアリングし、お手入れの際にリネン特有の縮みを考慮した上で、もっとも美しく見えるバランスで製作いたします。
共布でオーダーできるカーテンアクセサリー


K様邸のカーテンには、ドレープ生地と同じ共布で特注のボウタイをお作りしました。
ボウタイは、カーテンを窓のサイドにすっきりとエレガントにまとめるためのアクセサリーです。カーテンの共布でご用意できるため、お部屋の統一感が高まります。
- オーダーメイドのメリット: カーテンに合わせてお作りできるのが、オーダーメイドならではの利点です。
- デザイン: 今回はシンプルがお好みのお施主様のため、太めの生地で一巻きするシンプルなタイプを採用しました。
もちろん、細いリボン結びタイプなど、生地で製作できるものでしたら、お客様のご希望に合わせて様々なデザインで製作可能です。
天然素材リネン100%の3つの特徴とメリット
リネン100%のレースカーテンが、なぜこれほどまでにインテリア上級者に選ばれるのでしょうか?その秘密は、他の素材にはない3つの特徴にあります。
1.光と影の美しいコントラストを演出

リネン生地を透過する光は、まるで一枚のフィルターを通したかのように柔らかく、部屋全体を包み込みます。緻密に織られた生地と異なり、リネン特有の太さのムラがある糸の隙間から差し込む光が、床や壁に不規則で美しい影を落とします。この光と影の質感こそ、リネンならではの最大の魅力と言えるのではないでしょうか。特に朝や夕方の光の入り方は格別ですよ。
視線を遮りつつ、明るい室内を実現する絶妙な透け感
「天然素材は透けすぎて外から丸見えになるのでは?」という不安があるかもしれません。しかし、+ROGOBAが採用しているざっくり感のあるリネンレース生地は、日中は外側からは光の反射や生地の凹凸により、中の様子がほとんど見えません。一方で室内からは外の景色がうっすらと見えるため、開放感を損なうことなく、プライバシーをしっかり守ってくれるんです。この「絶妙なバランス」が、リネンレースカーテンの機能的なメリットです。

洗濯や経年変化で深まる味わい
リネンは水に強く、適切なお手入れをすればご自宅で洗濯も可能です。また、使い込むうちに繊維がこなれて柔らかくなり、色合いも少しずつ変化していきます。これは化学繊維にはない、天然素材ならではの「育てていくインテリア」としての魅力です。多少のシワや縮みも、リネンの持つナチュラルな風合いとして楽しめます。
(※注:+ROGOBAでは、あらかじめ縮みを計算に入れた丈で製作したり、防縮加工を施した生地を選ぶなど、長くご愛用いただくための工夫をオーダー時にアドバイスしています。)
リネンカーテンのよくある不安を解消!+ROGOBAのこだわり
天然素材のカーテンに憧れる一方で、「機能性はどうなの?」「お手入れは大変?」といった不安を持つのは当然です。+ROGOBAがお客様からよくいただく質問にお答えします。
「透け感と遮像」の絶妙なバランスとは?
リネンレースカーテンの多くは、昼間に外からの視線をしっかり遮ることができます。その秘密は、化学繊維のように均一な糸ではなく、太さにムラのあるリネン糸を「ざっくり」と織り上げている点にあります。

- 昼間の遮像のメカニズム
- 光の拡散:太陽の光がリネンの繊維に当たることで、光がランダムに拡散します。
- 生地の凹凸:ざっくりした織りの凹凸が、外からの視線に対して強力な「目隠しフィルター」として機能します。
- 室内は明るいまま:光の透過性自体は高いため、部屋の明るさは損なわれません。
ただし、夜間に室内の照明をつけた場合、ドレープカーテンがない状態では、リネンであってもシルエットが透けてしまいます。+ROGOBAでは、夜のプライバシーも重視し、リネンレースとリネン100%のドレープカーテンの2枚使いをおすすめしています。
お手入れは大変?リネンを長く愛用するためのヒント
「リネンはシワになりやすい」「洗濯で縮む」というイメージをお持ちかもしれません。しかし、ポイントを押さえれば、リネンは非常に丈夫で、長く愛用できる優れた素材です。
お手入のヒント | 詳細 |
日常のお手入れ | 週に一度、軽くはたいてホコリを落とす程度で十分です。静電気が起きにくいので、ホコリもつきにくいですよ。 |
洗濯について | 基本は手洗い、バスタブで付け置き洗いしてください。サイズが大きくなければ、または洗濯ネットに入れた上で、デリケートコースで洗います。必ず中性洗剤を使用し、蛍光剤や漂白剤は避けてください。 |
シワ・縮み対策 | リネンは水を通すと多少縮みます。+ROGOBAでは、あえて縮みを計算して長めに製作するか、防縮加工を施した生地をご提案しています。洗濯後は、脱水しすぎず、少し湿った状態で吊るして乾かすと、リネンの重みでシワが伸びやすくなります。 |
リネンは「育てる素材」です。多少のシワや、洗うことで生まれる「くったり感」を風合いとして楽しむことが、長く愛用する秘訣です!
最後に
写真や記事だけでは伝わらないリネン100%のざっくりとした質感や光の透け方を、ぜひご自宅で体験してください。
+ROGOBAでは、お好きなリネン生地のカットサンプルを10枚まで無料でお届けしています。滋賀県で、COLONIAL CHCK(コロニアルチェック)の豊富な種類のリネンサンプルをご覧いただけるのはプラスロゴバだけです!ご自宅の新築・リフォーム計画に合わせて、天井カーテンボックスの設計アドバイスも含めた専門的なコーディネート相談も承っております。ぜひ当店のインテリアスタッフにご相談ください。
【無料サービス】相談・採寸サポート実施中
▼ カーテンの生地サンプルは10点まで送料無料でお届け
▼オーダーカーテンの採寸〜注文〜納品までの流れをご参照ください。
リネンオーダーカーテンについてその他の記事もぜひご参考ください。
・【オーダーカーテン】| 土間リビングを優しく包み込む、おすすめリネンカーテン
・【カーテン】ベーシックだけど主役級のリネンカーテンのある住まい

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