皆さま、こんにちは。プラスロゴバの村井です。
木の家専門店・谷口工務店が手がけた新築住宅。
コンパクトな敷地に、心地よさと使いやすさを丁寧に詰め込んだ住まいです。
今回の住まいは、空間の設計はもちろんのこと、「家具の選び方」も暮らしの質を大きく左右します。
プラスロゴバでは、建物と同じように「家具も住まいの一部」と捉え、木の家に調和する名作家具をコーディネートしました。
施工: 木の家専門店 谷口工務店
リビング:「永田格子」と「たためる椅子」が同居する空間の魅力
■ 永田格子:視線を和らげ、空間をゆるやかにつなぐ
「永田格子」は、ながた格子とは、建築家の永田昌民さんが好んで使った格子の建具のことです。
伊礼智建築で多く用いられる意匠で、視線を遮るのではなく、柔らかく透かしながら仕切ることが特徴です。
空間に奥行きとリズムを与え、自然光や風を妨げることなく、落ち着きある居場所をつくってくれます。
和の美意識と合理性が同居したこの格子は、空間に“静けさ”と“間(ま)”をもたらします。


■ 吉村順三「たためる椅子」:姿勢を正し、空間に溶け込む椅子

一見、華奢でありながら、実は非常に座り心地の良い椅子。必要なときに出して使い、そうでないときは壁に立てかけておくだけで様になります。
無駄を削ぎ落とした美しさ、そして日本の住空間に寄り添うサイズ感と質感。
「居場所の自由度」を大切にする住まいでは、この椅子の軽やかさと気配りがとても活きてきます。
「永田格子」のつくる柔らかな背景に、「たためる椅子」の静かな存在感が加わると、空間には余白とリズムが生まれます。
どちらも、“主張しすぎないが、丁寧につくられたもの”。
格子がつくる柔らかな陰影の中に、椅子がそっと佇むことで、住まいに日本らしい品格と静けさが漂います。
そして、必要な時にさっと使え、終わればそっとたたむ。
住まい手が“空間と対話できる余地”を残してくれる点も、両者の共通点といえるでしょう。
ダイニング:木の家と北欧家具との相性
キッチンのすぐ隣に、ダイニングテーブルがあります。
家族で料理をしたり、お手伝いをしたりととても使い勝手の良い動線となっています。
設計の段階で、お客様のライフスタイルをお聞きして、その暮らしに合う動線を考えるのと同じように、家具の配置やサイズ感、木種などもご提案させていただけます。

家事時間の短縮、無駄な動きが減りストレスの軽減、家族みんなが使いやすい、将来的なライフスタイルにも対応できるような、、、と、暮らしをよりよくするために考えることはたくさんあります。
そのうえで、プラスロゴバは、家具の役割をお話しさせていただきご提案させていただいております。
■ モクノカグのオリジナルダイニングテーブル

無垢材で仕立てられた、モクノカグのオリジナルテーブルは、木の質感と手触りが暮らしにぬくもりを与えてくれます。
幅や奥行き、高さなど、空間に合わせて設計されており、“その家のために作られた家具”である点が大きな魅力。
木の家と一体化するような存在感は、既製品にはない「調和」を生み出しています。



■ カール・ハンセン & サンの Yチェア(CH24)
今回は、お世主様に設計の段階でプラスロゴバにご来店いただき、たくさんの椅子をお試しいただきました。
お選びいただいた北欧家具の代名詞ともいえるYチェアは、ゆったりの背中をあずけることができる 「Y」の文字が特徴の背もたれ。長時間座っていても疲れにくく、まるでイージーチェアのような座り心地のチェアです。
新しいお家に、Yチェアがとっても合いますね。
背もたれから続く脚のカーブなんかは、座らずに見ているだけで嬉しい気持ちになります。
これからこのお家で新しい生活をされるお客様の、暮らしの道具のひとつとしてお選びいただきました。

■ 家具の納期・その後のケアについて
施工中のお客様へは、できるだけお引渡し時に間に合うように考えてご提案させていただきます。
特にオリジナルのダイニングテーブルなどは、新しい生活とともにお使いいただけます。
メーカーの家具については、どうしても間に合わない場合もございますが、その場合はご自宅まで配送いたします。
納品後も、椅子のお手入れ方法や、照明のシェードを割ってしまったなどのご相談は、プラスロゴバが対応させていただきます。
木の家のやさしさに、北欧家具の理にかなった美しさが寄り添うこの住まい。
「大きな家」ではなく、「ちょうどいい暮らし」が叶う場所です。
家具もまた、暮らしをつくる大切な“道具”の一つ。
家づくりと家具のコーディネート、ぜひご相談ください。
ROOM TOUR

新築やリフォーム。家づくりを考えはじめた時、お役立ちいただけるまとめサイトをつくりました。
木の家のプロだけが知っている、理想の家づくりのポイントを動画でわかりやすく紹介しています。
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