皆さま、こんにちは。プラスロゴバの村井です。
「フィンユール チェアが欲しいけれど、どのダイニングチェアがいいかな…」そんなお悩みはありませんか? どちらも美しい有機的フォルムが魅力ですが、実は座り心地やサイズ感、置くシーンに合わせて選び方が異なります。本記事では図解や写真を交えながら、108・109チェアの特徴を丁寧に比較。さらに生地カスタムや納期のリアルな情報まで網羅し、あなたが”後悔しない一脚”に出会うためのヒントをお届けします。
フィン・ユールが愛された理由
木の温もりを感じる柔らかな曲線、眺めるだけで美しい“彫刻のような椅子”。108チェアと109チェアは、デンマークの巨匠フィン・ユールが1950年代に手掛けた名作です。フィン・ユールは「座る道具に感情を宿らせる」ことを大切にし、人体に寄り添う立体的なフレームを実験的に追求しました。
だからこそ、腰を下ろした瞬間にふわりと包まれる安心感が生まれます。+ROGOBAが考えるフィン・ユール最大の魅力は、“家具”と“アート”のバランスを見事に両立している点。置くだけで空間を品よく整え、使うほど愛着が深まる――まさに一生ものの北欧チェアです。


108 CHAIR と109 CHAIR の基本スペック比較
サイズ感と置きやすさ

108 CHIAR
108チェアは幅がスリムで背もたれもやや低め。日本のマンションのダイニングスペースに並べても圧迫感が少なく、テーブルを囲む際も動線を妨げません。いわば“軽やかな相棒”といった存在になります。
また、座面がフラットで、背もたれの角度がやや直立。食事やデスクワークなど“前傾姿勢が多いシーン”でも腰が沈み込み過ぎず、適度な緊張感を保ちやすいです。
109 CHAIR
109チェアはひと回り大きく、ラウンジチェアに近いゆとりを備えています。書斎やリビングのコーナーで「読書専用チェア」として置けば、居心地の良い小さなオアシスになりますね。
背もたれが後方にゆるやかに傾き、座面前縁がわずかにカーブ。これは太ももの裏を圧迫せず、長時間でも疲れにくい設計。映画鑑賞や読書など、じっとしつつもゆったりと体をあずけお楽しみいただけます。

フィンユール チェアを使用シーンで選ぶ
ダイニングチェアに向くのは108チェア
ダイニングテーブル高さ(一般的に70〜72 cm)と座面高さ45 cmのバランスは黄金比と呼ばれるほど快適。108チェアなら脚を組んでも窮屈になりにくく、食後のティータイムも自然と会話が弾みます。ラウンドテーブルはもちろん、テーブル幅140 cmで4脚並べても美しく収まるので、北欧らしい“余白”を楽しみたいあなたにおすすめです。

108チェアは、「在時間の心地よさ」を大事にするレストランやカフェのような場所にも最適です。
木の温もりと彫刻的な美しさを備えたチェアは、空間全体にやわらかな上質感を与えてくれます。


読書やワークスペースには109チェア
背あたりが深めで、首から肩までをふわっと支える109チェアは“包み込まれる安心感”が秀逸。クッションを一枚添えるだけでパーソナルチェアのように使え、在宅ワークのリフレッシュチェアとしても評判です。



― アームに触れた瞬間に感じる、彫刻のような美 ―
109チェアの最大の魅力のひとつは、アームの先端にまで込められた彫刻的なディテールです。
ゆるやかに広がるアームの先は、まるで手のひらを優しく受けとめるような造形。
丸みを帯びた木部の曲線は、機能としての“肘掛け”を超えて、触れることで喜びを感じる“触覚のデザイン”へと昇華されています。
実際にアームに腕を置いてみると、その曲面の“削り出された感触”に驚かされます。
尖りもなく、角張りもない。「人が自然に触れたくなるかたちとは何か?」という問いに、静かに、しかし明確に答えてくれるデザインです。
このアームの造形は、視覚的なアクセントとしても非常に魅力的。
カスタムオーダーで広がる楽しみ
―「選ぶ楽しさ」と「自分だけの一脚」を叶える ―
フィン・ユールの108チェア・109チェアは、ただ“名作”であるだけでなく、使い手の感性に寄り添って仕立てることができる家具です。
その理由が、豊富なカスタムオーダーの選択肢にあります。
◾ 木部フレームは、3種の高級無垢材から
オーク:明るくナチュラルな印象で、北欧テイストやナチュラルモダンに
ウォルナット:深みのある色合いで、重厚感と高級感を演出
チーク:希少性と温かみを兼ね備えた、ミッドセンチュリーらしい存在感
木目の美しさが際立ち、素材そのものの個性を楽しめるラインナップ。
空間のトーンやインテリアとの調和に合わせて、「佇まいそのものを選ぶ」という感覚を味わえます。
◾ 張地は、レザーから上質なファブリックまで幅広く
ナチュラルレザーは、使い込むほどに艶と風合いが増し、経年変化を楽しめます
ファブリックは北欧ブランドを中心に、カラー・質感ともに多彩
落ち着いたニュアンスカラーから、空間のアクセントになるカラーまで揃います
「肌に触れる部分こそ、自分好みに」という贅沢。
カフェやショップ、住まいの雰囲気に合わせて、トータルで仕立てることができます。
◾ メンテナンスと長期使用
オーク材はオイルが染み込みやすく、半年に一度軽く塗布するだけで艶やかな表情を保てます。座面ファブリックはカバーリング仕様なので、クリーニングや張り替えも気軽にご相談ください。
家具のメンテナンス方法は、こちらの動画でも詳しく説明しております。
価格・納期・購入ガイド
フィン・ユールの家具は、デンマーク「House of Finn Juhl」社にて一つ一つ丁寧に製作されております。
受注生産のため、ご注文からお届けまでに4〜6ヶ月程度お時間を頂戴しております。

Details
108チェア:ウォルナット/レザーGr.3
¥302,000(税込¥332,200)

108チェア:オーク/レザーGr.2
¥281,000(税込¥309,100)

108チェア:オーク/ファブリックGr.2
¥274,000(税込¥301,400)
世界に一脚だけの存在に
フィン・ユールの椅子は、芸術作品のようでありながら、使うための道具でもあります。
だからこそ、「誰かのため」ではなく、「あなたのため」の一脚にカスタマイズできるという体験は、大きな魅力。
家具にこだわるということは、暮らしや空間へのまなざしを豊かにするということ。
カスタムオーダーを通して、「本当に選びたいものを、自分の基準で選ぶ」という喜びを、ぜひ感じてください。

新築やリフォーム。家づくりを考えはじめた時、お役立ちいただけるまとめサイトをつくりました。
木の家のプロだけが知っている、理想の家づくりのポイントを動画でわかりやすく紹介しています。
古民家改築の実例もご紹介しております。
建築だけでなく、インテリアのご参考にも。インテリアから考える家づくりのヒントが盛りだくさん。
ぜひご覧ください。